『個人的にはいまいち。それでも最後だ。』
大勢の方が絶賛されている上に
自分もシロップが大好きなので
批判的な感想を書き込むのは気が引けるのですが。
練り込みもいまいちだし、荒削りならではの力強さがある訳でもない。
いい曲もいくつかあるけれどシロップの全アルバムの中でも
お世辞にも完成度が高い方とは言えない。
別のアルバム収録曲の歌詞に
「本当の事を言えば 俺はもう何にも求めてないから
この歌声が 君に触れなくても仕方ないと思う」
とあるが、つまりはそういうことなのか。
メロディは何かが吹っ切れたような…
長い闘病の果てに死を目前にした人が至る穏やかな諦観のような、
いやに爽やかな物が多い。
そういう意味でラストアルバムにふさわしい作品であると思う。
個人的には「バナナの皮」の「俺が許すから」という部分が
別の歌詞に差し替えられていて、泣ける。
高校・大学と常に傍らにあったバンドなので
寂しい。どころの騒ぎではない。
それでも、このアルバムを聞き込んで込められたメッセージをしっかり受け止めたい。