『渋谷の「いま」は不思議とノスタルジック』
9日間というやっつけ仕事みたいな撮影期間で1本の映画を作るなんてどういう
演出、編集をしてるんだ…?と素直に不思議に思いつつ見たんですが、
うまい具合にそのスピード感が作品全体にいい雰囲気を出していて、独特の
世界が広がっています。
変わっているようで変わらない街、渋谷が全面舞台ですし、個人的には
キャスティングが最高にハマりました。吉沢くん、伊藤さん、瑛太、相沢さんが
コアでその周囲をピンポイントでキメてくる俳優陣がお見事。
見る前は正直もっと軽いだけのお気楽系?くらいの期待しかしてなかったんですが、
吉沢&伊藤コンビの引き込み方が凄い。演出や映像の空気感もかなり好きです。
邦画のコメンタリーはがっかりさせられるものが多いんですが、この作品に関しては
素晴らしいです。結局最後まで見て(聞いて)しまいました。
俳優は惚れ込んでくれる監督に出会わないと均一のイメージしか映ってこないような
感じがするんですが、この作品で多胡監督の惚れ込み度が伝わってきますので、監督の
吉沢&伊藤起用次回作を期待したくなりますね。
伊藤さんはもともと映画ですが、これを見たら吉沢くんは映画で活躍して欲しい俳優さん
だなぁと思います。