『我が道を行く。』
シンプルなジャケ、タイトル表記を見ればわかるが、
1985年の明菜はなにかをそぎ落とすかのように
急激な進化を遂げている。
85年最後のシングルにして、前作からリリースペースを
おとしてのこの作品は、元はアルバム曲として作られた
ものを、本人が強行でシングルにしたもの。
のちのアルバム「CRUISE」6曲目以降につながるような
フュージョン色強い地味な楽曲で、この曲から賛否が
はっきり分かれるようになる。つまり、「わかりやすい」
「わかりにくい」という近年まで続く評価がこの時点で
はっきり産まれるわけだ。
近未来的な風景を切り取った湯川れい子の詞がまずまず。
宮部みゆきの小説にさりげなく登場する、隠れた人気曲でもあり、
近年では2003年のツアーDVD「I hope so」で熟成された
リアレンジヴァージョンが聴ける。