『ちょっと評価に戸惑います』
私はテレビ時代からのファンですが、この作品は悪くないけど微妙な感じです。
まず、主力兵器がATなのは作品上仕方ないとして、32年たってもほとんど進化なしかよ!
と、突っ込みを入れてしまいました(笑)。
ボトムズの良さの一つは、ATのギミックやレトロフィット的手法を用いたリアル感だと思うのですが、そんなことでちょっと無理を感じてしまいます。
メルキア機甲兵団が30年間正常進化したら、こんな格好になるだろう(例えば米海兵隊をモデルにしているに違いない、エイリアン2の兵隊のように)、という工夫が欲しかったと思います。
メカ達をあまり変えない(その方がいいんだけど)のなら、せめて冬眠期間を3年程度にして欲しかった。
また、ワイズマン無き後の世界が、何の脈略なく堅固な教皇制連邦国家運営になっていること(TVシリーズのワイズマン追放あたりとリンクしているらしいけど)、敵役が非常に華美に描かれていることなどもやや違和感です。
そして、ボトムズの別の良さは、善悪みたいな2元的で単純な構図をストーリーを持ち込まず、様々な立場の人間がそれぞれの思惑で動き、そこにキリコが巻き込まれて行くという独特の世界観だと思います。
基本的にその路線は守っているのですが、対抗勢力がなにかセコい小悪党みたいで、少しスケール感に欠ける点も気になるところです。
なんか、文句ばっかりですが、それだけボトムズは特別に思い入れがあるのでお許しを。
でも、そんな文句を言えるのも、続編を出してくれたから・・先ずはファンなら見て下さい。
映像はちゃんと楽しめますから。