『読んでいて楽しい』
「異界」、この言葉に魅力を感じる人は結構いるんじゃなかろうか。何がいるか、何があるかわからない場所。だからこそ想像力が入り込む余地をたくさん残して、そのおかげで色んなイメージを生む。
異界というからには、人間の世界に住んでいるような生き物はいない。いるのは妖怪の類である。
しかし、神話や言い伝えの中にはその異界と何らかの関係を持つような人間がたくさんでてくる。
例えば、空海・安倍清明・弁慶等。
この本はそうした人物を4?5ページづつ取りあげて、人間が異界に対してどのようなイメージを抱いていたか明らかにしてくれるものである。
巻末には異界用語集というのがついていて親切。
色んな知識が入ってきておもしろいし、読みやすい。
伝説が好きな人は読むべし。