『渾身の演奏が目に浮かぶようです』
展覧会の絵をいくつか聞き比べていて、このCDもチャイコフスキーよりは
ムソルグスキーにひかれて買いました。
ですのでこのレヴューも展覧会寄りです・・・。
いやしかし、渾身のチャイコフスキーですね。
漫画などでよく、汗が飛んで光に当たってキラキラしている映像がありますが、
特に1楽章のファンファーレの後がそんなイメージです。
展覧会の絵では、「こびと」の不気味にうごめくような演奏にひき込まれました。
ものすごいエネルギーを感じるのですが、強弱も計算されているようで、
コントロールの効いた演奏だと思います。
「ババ・ヤーガ」から「キエフの大門」に入るところも、勢いでなだれ込むような
ようすではなく、最後のffでの盛り上げを考えてだと思うのですが、
やや抑え目です。
ほかにはリヒテル版とホロヴィッツ版しかもっていませんが、また聞き比べてみます。