『終わり良ければ....!』
冬季オリンピック開催ごとに話題になるカーリング競技に、韓流ブームを絡めて描いた作品。劇場公開は2007年冬ですが、前回トリノ五輪から一年を経て、さらに夏の暑さの中で観るには、やはり時季はずれの印象が漂うのは否定できません。が、一見バラバラな事柄と登場人物が巧く連動して、それなりに楽しめる娯楽作品になっています。
「カーリング・エンジェルス」の個性的な面々、通訳役を交えた絶妙な台詞の遣り取り、いい味出てました助役さんなど。
そして何といっても、恋に夢に突っ走るヒロイン木村いづみ(吹石一恵)が魅力いっぱい! 売れない女優で役の為には偶然出会った韓国人男性ジンイルと一夜を共に...有名になる為に全く知識の無いカーリングを始めて、オリンピックをめざす...ありえな?い! 周囲を巻き込んで、メチャクチャで自分勝手なのだが憎めない。日本女性観を根底から覆すような爽やかさで、観ているうちに元気をもらって、ヒロインは最後には恋も友情も手にしてしまう。終わり良ければ...です。
役柄の上では、いづみに押されぎみのジンイル役のキム・スンウ。落ち着いた演技でしっかりと支えていました。