『とにかくビックリ!と「やっぱりな」』
トリノ五輪参加選手がスポンサーとの癒着で決まったと
けっこうわたしのような素人でも知っているくらいの話題に
なっていますが、そのへんについてもう少しつっこんで
書くだけの材料を集められなかったのは残念です。
でも憶測ではない、自分の実体験の部分で本当にビックリ
させられました。
ヤグディンの自伝で、前のコーチのミーシンのひどい態度にも
驚きましたが、もしこの本に書かれていることが本当なら
日本のスケート界もトンデモさん大活躍の壮絶な閉塞空間
だったのだと思います。
一読、S氏のスゴサが強烈に印象に残ります。
(イニシャルでも誰なのかは一発でわかりますよね)
でも安藤選手に手を貸そうとしていたことや、
選手を現場で育てている各地のコーチや審判に
もっと光を当て、フィギュアスケート界全体を
もっと盛り上げようという気持ちは伝わってきます。
審判の報酬が一日で5000円ってすごくないですか?
コーチが海外までついていっても日当1万円って
ひどくないですか?
連盟はこれまでシンボルアスリート制などで
組織は潤い、末端は苦労という仕組みの中にいたと
思います。
荒川さんが「信頼される組織になってほしい」と
言っていた意味もあわせて、本書の内容を
ケンケンフクヨーしてほしいと思いました。