『さすが篠山紀信』この写真家は実にモノクロの使い方がうまい。大竹しのぶや高岡早紀の写真集もモノクロだったが、モノクロというのはちゃんと使いこなすとカラー以上に表現力をもつから、不思議なものである。特に今回は”和”をmotifにしているので、モノクロでなければ、この味は出せなかったと思われる。また彼女がその和の世界に見事に嵌まり込んでいる。持っていて損のない写真集である。