『この面白さ』
突然、異世界に行く というファンタジーは現代においてありきたりになったと思います。
がしかし、これは、ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
小学校に通う主人公♂とあかり♀が、保健室へ行くところから始まります
そして、保健室へと昇る階段がいつまで経っても、昇りきれない。
不思議に思い、降りてみても、降りきることはない。
窓の外は真っ暗。扉はびくともしない。
そして、なぜか、主人公たちに襲い掛かるのは、現実世界のゲーム内の敵キャラ
とまあ、こういう感じで始まります。
そして、ゲーム世界で寝れば、現実へ戻り、現実世界で寝れば、ゲーム世界へ戻ります。
ゲーム世界で死ぬと、ゲーム世界で体験した全ての記憶はデリート
そのまま死ねば、楽なのに、と思いましたが
今を生きるこの記憶を失いたくない、と主人公らは考えます
そうこうするうちに、ゲーム世界にいる魔王の持つ光の石を手にすれば
どんな願いも叶うことを知ります
そして、彼らは??
と、ネタバレはしませんが
なんだか、現実における問題にも通ずるテーマを感じました
例えば、主人公たちに味方としてつく人間は
ゲームの登場人物なので、命令されたこと以外はしないのに
やがて、自分で選択行為を始める……
今の世の人間は、選択肢が多すぎて、むしろ、困っているにも関わらず
この本を読んで思うところは、何かしらあるはずです
そして、本来の本に見られる「中間が面白くない」というのは、この本にはありませんでした。
少なくとも、私は、のっけから、最後まで、ぐんぐんと読んでしまいました。
無駄に長くするJ・K ローリング氏に読ませたいものです。