『良い表情してます』
メインキャスト達の、優しく笑う表情が素敵で印象的です。観てる自分も自然とニッコリしちゃうような、もう本当に良い表情してます。
特に、鳴海璃子さんこと相原リョウは、序盤、生きた表情があまりない人物なので、シンヤとの交流で徐々に柔らかくなっていく表情が特に印象に残りました。
…まあ、鳴海さんは暗めの表情でも、それはそれで様になっていて素敵なワケで(笑)、どちらの表情でいても存在感を感じさせる辺り、ナイス配役だったと思います。
形は違えど、お互い、周囲と話す「コトバ」が無いシンヤとリョウ。
そんな二人を繋いだ、「時差のある頭の中のケータイ」。
そっと見守るかのようなハラダさん。
キーワードは少ないですが、むしろ、そこが長所となっている良い例の映画ですね。
何かに駆り立てられたように話が進むことも無く、難解な人物設定の難解な人間関係も無く、クリアな心ですんなりと入りこむ事ができると思います。
終盤で判明する伏線は、物語上で強調してくることはなく、はっきりと言葉では示しませんが、「演出の妙」と言いますか、ありがちな伏線にも関わらず最高に感動しました。言葉にしないのが、逆にニクい演出と言えます。
本編を観終わった後は、是非とも、ドリカムが歌う主題歌「きみにしか聞こえない」のPVを観て欲しいですね。
映像と合わせて、歌詞がハートに響いてきます。
そして、PVの最後の方で見せる鳴海さんのあの表情は、この映画の全てが詰まっているようで、観ていて涙が出てきます。
自分は、このPVを観て映画の魅力が二倍に跳ね上がりました。
みなさんだったら、あの表情に何を感じますか?